本題の前に、前回パターンを反転していない物を載せてしまいましたので、前回の書き込みを修正しました。どうもありがとうございます。
トナーを光沢紙に転写させて、それを生基板に張り付け、紙だけをはがしてエッチング、などという便利な方法もありますが、残念ながらレーザープリンタが使えないので、こちらのOHPシートにパターンを印刷して、露光させることにしました。
プリンターメーカー推奨のOHPフィルムは3M社製のものでしたが、手に入りそうもないのであきらめました。まあそんなに変わらないだろうと…
そしてプリント基板製作のために印刷しました。しかし、OHPフィルム設定で印刷をしましたが、何か薄い気がします…
透かしてみれば…すごく…薄いです。これはさすがに失敗フラグを感じました。
コントラストや明るさを操作したせいなのかと思いましたが、元に戻しても一緒。結局、一般光沢紙設定で最高画質にして、やっとましに印刷できました。左が一般光沢紙最高画質、右がOHP最高画質です。その濃さの違いが一目瞭然。
でも、なんだか黒に見えませんね…赤みがかったというか、インクを混ぜた色と言うか。この予感は予想どおりでした。インク残量を見てみると、黒以外のインクの減りがものすごい…
7枚印刷しただけでイエローとシアンが3/4ぐらい減っている…印刷する前は満タンだったはずですが。これは本当に黒を印刷するときに三色混ぜているようです。どうやら、プリンターの仕様だということが判明しました。ブラザーのプリンターは、MFC-935CDNに限らずインクのつまりを防ぐために黒を印刷している時も他の色をちょっとずつ出しているだとか。いや、それにしてもこれはおかしい。ちょっとじゃない。それに黒が明らかに減ってない。
次の日に、普通紙に普通紙の設定でパターンを試し刷りしたらやけに黒くできたので、これは?と思い普通紙設定で印刷したところ、きれいな黒ができました。一応最高画質で印刷しましたが、結果はパーフェクトコミュニケーション。
右下は印刷の設定を間違えて縮小してしまったものです。残りがないので空いたところに印刷しました。
しかし、ここで新たな問題が。印刷面のインクがべたつきます。これは乾燥しても貼りつきそうなので、プリンタードライバの設定で反転させて2枚印刷し、印刷面同士を重ねて、1枚のシートとしました。
これで濃さも十分、インクもべたつかなくなりました。
2種類作ったのは、「THE iNSTiTUTE M@STER」のロゴを入れたものと入れていないものです。
アイマス色が濃い名前なので、違う分野の人たちでも使いやすいのと、いわゆるOEM対応もできるように、とです。
パターン作成はVISIOを使用したので、そのままVISIO上で反転させても文字が反転しないので、プリンタードライバで反転しました。
ドライバで反転できない場合は、いったん何らかの画像形式で描きだしてください。VISIOの場合はPNGでプリンタ画質、その他のツールを使う場合も解像度を上げて保存してください。JPEGはやめておいたほうが無難です。写真用なので白黒くっきりした画像は多分ぼけます。そのデータを他の画像編集ツール(ペイントでもOK)で反転の後、印刷してください。
2枚のパターンを作るために失敗したOHPシートたち。結局10枚全部使い切ってしまいました。失敗は成功の素ですから…しょうがない。
次回、これを使って感光、基板を作っていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿