iNSTITUTEM@STER

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2010年7月18日日曜日

不満な点をつぶしていく

ひとまず出来上がったペンライトですが、実用にはまだまだ工夫が必要な感じがします。
自分なりに工夫したい点として
  1. 青、緑に比べて赤が暗い…
  2. 黄色がどうも黄緑っぽい、オレンジも緑っぽい、色合いを変える必要がある
  3. もう少し明るくならない?
  4. LEDの根元だけ明るいので、棒全体を明るくしたい
  5. 基板裏の見た目があまり良くない
1と3は、LEDについている抵抗を変えることでうまくいくような気がします。
説明のために、回路図を初公開、と言うほど大げさなものではないのですが
要はPIC回路に昇圧回路を組み合わせただけのものです。なお、部品は改定後のものです。

昇圧部分の部品の選定はhttp://www.henteko.org/fswiki/wiki.cgi?page=DC%2DDC%A5%B3%A5%F3%A5%D0%A1%BC%A5%BF%A1%BC%A3%B4%A1%CAHT7750A%A4%F2%BA%C6%A5%C6%A5%B9%A5%C8%A1%CBのサイトを参考にしました。電池一本から5Vへの昇圧はHT7750Aが良いとのことなので利用しましたが、データシートに有るタンタルコンデンサが高いので安いアルミ電解が使えないかと探していたところ、このサイトを見つけました。



1)赤が暗い,3)もう少し明るくしたい

 横道にそれてしまいましたが、現在LEDについている抵抗が200Ω(赤)と100Ω(緑・青)でした。
明るくするために、抵抗値を半分の100Ω(赤)と47Ω(緑・青)に変更します。
現時点での消費電流が60mA弱、電池の消費電力にして90mW、HT7750Aの出力が200mAまで取り出せるとのことですので、まだ頑張れる、と思います。きっと…。

上:抵抗変更前旧基板 下:変更後新基板
基板そのものが違いますが、使う部品は同じなのでそのまま比較できると思います。
写真の通り、下のものの抵抗をそれぞれ変更します。

その結果…
明るくなった…のかな?良く分からない…消費電流を測っても3mAぐらい増えた程度で、抵抗の効果はあまりなさそうです。
PICの各ピンのシンク電流が25mA、合計で125mAなのでまだ余裕がありそうですが、となると昇圧回路に限界があるのかもしれません。ケチってアルミ電解を使ったせいかもしれません。


2)色合いを変える

黄色が黄緑っぽいのですが、見た目での色の強さが緑>青>赤で、緑と赤をすでにフルパワーで出力していたので、プログラムを変更して緑を抑えます。

左が変更前、右が変更後です。
少しは黄色っぽくなったかと思います。

他の色も、プログラムを変更して色合いを微調整していこうと思います。

ちなみに、写真はありませんが代替えで購入したLEDを使ったところ、きれいに黄色に光りました。今回のLED自体光が分散しやすいために、きれいな黄色になりにくいのかもしれません。
次回作る時は、他のLEDを使うと思います。



4)根元だけが明るい

市販のケミカルライトと比較します。

105円均一のCanDoで買ってきたものと光り方の比較をします。すると一目瞭然。

ケミカルライトは棒全体が光るのに対し、LEDタイプは根元だけしか光りません…
これを解決しようと、たまたま円筒型の槽の底から超音波を発生させて、槽全体の化学反応を促す超音波反応器の論文を読んでいたところ、使えそうな部分が有りました。

槽の上に適切な反射板を置くと、槽の底だけで反応していたものが槽全体で反応するようになった、ということが書かれていました。

そこで、このペンライトでも一番上に反射板を置いたらうまくいくかも、と思い、実行します。



これが反射板をしかける前

まずは、一番上に当たるところに鏡を置きます。少しは行けそうな感じです。

反射板として、アルミ箔を使います。安くてお手軽ですから。これを上に付けます。
上の部分に注目!ぼんやり光っているのがわかります。まっすぐに出た光が反射して上の部分を光らせているためです。これでエネルギーの無駄も減らすことができます。
ただ、このアルミホイルを用意して取り付けるのが面倒だったり…そんなことを言ったら身も蓋もないですね…。

5)基板裏の見た目が良くない

何かを貼って隠します。
実際に使うにも、電線が引っ掛かってケースに入らないとかいう事故も防げるので一石二鳥です。

こんな物を作って、両面テープで基板裏に貼ります。

見た目にも少しはましかな。


今度は、これを量産します。
まずは10本作ります。

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