iNSTITUTEM@STER

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2010年10月5日火曜日

光を遠くへ飛ばす実験

 量産したペンライトを見て、次回作へつなげるために改良のための実験をします。
 というわけで、今回気になったところは、「根元ばかり光って、棒の先のほうまで光が届かない」ところです。

 ライバル商品を買ってきて、早速分析します。
よく閃ブレードの材料に使われる「TurnON」の棒です。

中はこんな風になっていて

光がまっすぐ飛びます。


一方、今回のペンライトの中身はこちら。
飛び方が違います…丸く拡散しているのが原因でしょう。これをうまく前に飛ばす方法を考えます。
 
そこで、今回、レンズで光を集めることを考えました。
TurnONの製品も、上から2枚目の写真を見ると、レンズのようなものが入っています。
 
そこで、レンズシミュレーターの「RayTrace」を使用して、1.25mm(約0.05インチ)ずつ光源を置いて、LEDからどのように光が拡散するかをシミュレーションしました。
 
まず、ノーマル状態です。
 

横への広がりに注目してください。

ここで、光源の目の前に半球のレンズを付けました。
 
こうやってみると、横への広がりが小さくなって、確実に前に光が飛んでいる感じがします。
レンズで光を集めるのは効果がありそうです。
 
さて、半球レンズをどうするか…アクリルの球を切るか…
まさか特注するわけにもいかないし。
 
と考えていると、こんなものを発見しました。
良く、デコ電などに使われる、俗に言う「マルポコ」というものです。
これを使って実験します。透明でレンズのような球面になっているので、きっとレンズのように使えるに違いない!
 
続く

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