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2012年2月3日金曜日

LEDサイリウム規格のための照度の測定結果

LEDサイリウムの規格制定のために、いろいろなものの照度を測定しました。

前回の記事で、照度がいくつか測れていなかったものがあります。そこで、今回は市販のケミカルライトも測定してました。
http://institute-master.blogspot.com/2012/01/led.html
使用したものはこちら。左から
1)ルミカライト 大閃光ホワイト
2)ルミカライト 6インチレギュラー グリーン
3)ルミカライト 6インチレギュラー ブルー
4)オムニグロー社 超高輝度ウルトラオレンジ(いわゆるUO)

さらに、LEDサイリウムとして、左から
A)シナモンライト
B)シナモンブレード
C1)シナモンライトII
C2)シナモンライトII 1/4モード
D1)シナモンブレードII(再掲)
D2)シナモンブレードII 1/4モード
E)Turn-Onネオン
F)閃ブレード+TurnOnネオン(再掲)

以下のように実験をします。



照度計から10cm離れたところにサンプルを置き、その時の照度(Lx)を読みます。
さらに、照度計センサ部分に接触させ、もっとも照度の大きな値を読みます。


実験を行ったとき、ケミカルライトは時間により大きく照度が低下します。時間ごとの値も計測しています。

ケミカルライトLEDサイリウム
光源 10cm値 接触値 備考
- 折った時 1分 3分 - 折った時 1分 3分 - -
1)ルミカライト 大閃光ホワイト 151 32 16 - - 321 188 - 折った直後の接触値は測り忘れた
2)ルミカライト 6インチレギュラー グリーン 48 12 5 - 289 109 67 - -
3)ルミカライト 6インチレギュラー ブルー 8 0 0 - 100 16 10 - -
オムニグロー社 超高輝度ウルトラオレンジ 474 164* - - 420** - - - *:折って2分後の値 **:折って30秒後の値
- 最大出力 最大出力 -
A)シナモンライト 15 5 14 1 690 451 658 150 -
B)シナモンブレード 114 32 90 2 1416 321 1130 46 -
C1)シナモンライトII 11 0 10 0 457 365 379 30 -
C2)シナモンライトII 1/4モード 3 0 2 0 118 15 87 5 -
D1)シナモンブレードII 161 57 108 10 3580 1243 2450 203 -
D2)シナモンブレードII 1/4モード 37 14 25 1 882 321 578 66 -
E)Turn-Onネオンホワイト 21 - - - 527 - - - -
F)閃ブレード+ネオンホワイト 673 - - - 6300 - - - -

単位はすべて[Lx]です。
いわゆる「高輝度系」のものは、10cm値が3桁でした。UOの折った直後の接触値を測定し忘れたため不明ですが、接触値が4桁でした。

同様の測定法で、krkr工房さんも測定しております。
http://krkrmasterslabo1028.blog.fc2.com/
こちらの結果では、10cm値で171Lx、接触値で5850Lxです。

LEDの光源を直接当てると、5桁以上の非常に高い照度となります。そのため、LED式のもので特に10cm値と接触値で差が大きくなります。ケミカルライトは、全体が光るため10cm値と接触値の差が小さくなると考えられます。

さらに、色によっても大きく値が異なります。これは、照度計が、人間の目にあわせて(明所視感度関数)値を補正しています。緑が感じやすいため、もっとも大きな値になっています。

シナモンブレードが「眩しい」というクレームがあることも考えると、
以上の結果より、規格として制定するべき値は

10cm値=500以下
接触値=3000以下

とするべきでしょう。


ですが、シナモンブレードでクレームが多いのは、特に青色です。
色によっても規格を制定するべきかもしれません。

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