先ほどのニュースより、原子力発電施設の炉心溶融、発電施設の被災による輪番停電、そして被災地では食糧が足りないなど、被災された方は本当に大変な状態かと思います。被災に遭われた方の直接のご様子が分からず、こちらから今出来ることは、無事に回復することを祈るばかりです。
また、停電の時にシナモンブレードが役に立った、というお話を時々伺います。確かに、元々は「アイマスライブ以外でも色々な場面で使用できる」という触れ込みではありましたが、この災害に少しでもお役に立てたのは大変光栄です。
そこで、実際に純粋な「ライト」として使用することについて検討したいと思います。
1)懐中電灯の代わりとして
シナモンライト(前作)は単4電池1本、ブレード(今作)は単4電池2本で照らせる、というのは大きいと思います。その光の量を比較しました。基板を裸にしておき、1.2m先の物体を照らします。
まずはシナモンライトから。赤色です。
白色ではこちら
…正直何があるか分からないと思います。
一方、シナモンブレードではこちら。レンズは外してあります。もちろんカメラの設定は同じです。
緑色
白色はこちら
照らす量が全く違うと思いますが、特にお伝えしたいのが光る角度です。
壁一面が明るくなっているかと思います。レンズを外した状態では、およそ120度の範囲を照らすことができます。ちなみに、レンズをつけるとさらに光る範囲が狭まります。
照明代わりとしてお使い頂くのであれば、レンズを外して頂くと良いかと思います。
2)存在をアピールするために
こちらはある意味では正しい使い方(ステージ上の人にこちらの存在をアピールするため)なのですが、あくまでも災害の時を想定して話を進めます。
まず、特に長時間アピールするためには、その電池の持ちが長くなるようにする必要があります。
各色で表示させたときの消費電流を測定しました。
ご覧の通り、シナモンブレードでは緑が、シナモンライトでは青が最も消費電流が小さくなります。色を混合させている他の色では、総じて消費電流が大きくなります。2倍にならないのは、電源ユニットの出力が追いつかないためです。電池の代わりのACアダプタを用いると、たとえば緑色では350mA、ヒヨコ色は820mAと出力に比例した消費電流となります。
緑色または青色が消費電流を抑えられるのですが、青色は、特に暗い屋外では認識しにくい色でもあります。また、定格の光束が、緑が30lmに対して青が10lmと、3倍違います。単純に、緑色では人間の目に入る光束も大きくなります。
そのため、長い時間アピールするには、緑色で光らせるのが最も良いといえます。
まとめると、非常時での利用については
・レンズを外す
・懐中電灯として使用するなら白、信号を送るなら緑で使う
と良いでしょう。
電池の入れっぱなしは本来電池の破損につながるのでお勧めできませんが、電池を入れたままにして時々点検すると非常時に役立つかもしれません。
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