iNSTITUTEM@STER

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2011年8月22日月曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(2)

この度は、シナモンブレードII、シナモンライトIIをお求めいただき、誠にありがとうございます。
各所で不具合が起きていると言うご連絡を頂き、誠にご迷惑をおかけいたします。

現在、アニサマで使用されるという方が大勢いらっしゃるようなので、ご要望がありましたら現地で改造、修理をしようかと検討中です。
場所は、さいたまスーパーアリーナ前の公道が有力ですが、詳細は追って連絡いたします。



シナモンブレードをコミケに持っていくまで、特に開催2週間ころあたりから追い込みに入りました。

色々なかたに協力してもらているのですが、やはりミスは生じるもの。
送られてきた物を手直ししながら、作業を進めていきます。

8月7日、シナモンライトの金具を直していきます。また、上の写真にある緑の可変抵抗の位置が中に入りすぎている…これが中に入っていると、電池の大きさより狭くなってしまって電池が入りません。

これは実際に組み立ててから判明しました。無理やり電池を入れると絶対に壊れます…全数直すことを決断しました。1個直すごとに約3分から5分、1個当たりでは大したことは無いのですが、これが100個、200個となると何分かかるか…想像にお任せします。もっとも、全てを直すわけではないので気合でなんとかなるかな、と思いながら直しました。


8月8日、やっとケースが手元に届きます。と言っても、他の工程が残っているので、いつ届いてもかかる時間はあまり変わらないのですが、「早めに欲しい」という方にはなかなか届けられず、ご迷惑をおかけしました。


シナモンライトの手直しはは終わった、ヤニを落とそうか、と思い、エタノールで溶かして落とそうとしました。しかし、これが色々な不具合の遠因になってしまいました。
ヤニを落とす時、初めは霧吹きでかけて、洗い流すようにしました。しかし、
 「これ、あまり溶けてないよな…もっと効率よく溶かそう」
と思い、たらいにエタノールを溜めて、その中に基板を漬けて溶かそう、としました。

しかし、これが大誤算でした。十分にすすぎをしなかったため、流れなかったエタノールの中にはヤニが大量に溶けていました。そのエタノールが乾燥すると、ヤニが残ります。ヤニが基板まんべんなく広がってしまいました。スイッチの中に入ってしまった物もいくつか。

かなりのヤニがエタノールの中に溶けていたのです。

これを洗い流さなければ…として導入したのが、良く機械部品を洗い流すのに使うパーツクリーナー、それも揮発性の高く毒性の少ない、よくIPAと呼ばれる、イソプロパノールのものです。有機溶剤には違いないのですが、エタノールと成分が近く、毒性や腐食性も少ないので利用しました。が、これを行ったのが8月10日。

前日の8月9日の時点で、あとはシナモンブレードの電池ボックスを厚手の両面テープで固定して、その間に電池を外すためにリボンを付け、可変抵抗の周りをホットボンドで固定して、塩ビのキャップを付けてつまみを付ける、ケースの中に白いシートを入れる、キャップを付ける、本体をケースにしまう、ところまでやってきました。


まだそんなに工程が残っているのか、と言う感じでもありますが、これでも最も時間のかかるはんだ付けの工程が終わったので、残り全ての工程は1本当たり10分から20分、と言ったところです。


 10日午前0時、コミケは14日10時、残り4日ぐらいある、と思っていたのですが、実はこの時点で分かっていました。それが

「親戚、襲来」

10日から12日まで家にやってくるのです。
12日は一緒に東へ向かいます。
色々とお世話をしなければいけないので、作業をする時間がありません。

「来るのは来週にしてほしい」と言いましたが、聞く耳を持たず。

3時ぐらいまで作業するとして、この時点で、作業できる残り時間は30時間程度。
寝ている暇が本当にない…

はたして、間に合うか。


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